健康だより 「有害金属が健康に及ぼす影響」

健康に関する知識情報をご提供するコーナーです。

重金属等の有害金属(有害ミネラル)が、体内にどれだけ蓄積しているのかを確認ためにいくつかの方法があります。血液や尿でも測定できますが、直前に食べたものが分析結果に影響を与える可能性があり、痛みも伴います。毛髪分析は平均的な測定ができ、痛みもありません。特に有害な重金属の検査ではもっとも正確だと言われています。 そのため2003年日本での地下水のヒ素汚染の調査でも毛髪分析が利用されています。

このコーナーでは、日常生活において人々の健康に悪影響を及ぼす主な7種類の有害ミネラルについて、過剰蓄積による健康障害の症状と主な摂取源をまとめました。

1.水銀(Hg) - Mercury

日本では、水俣病の原因として知られています。食物連鎖を通じて大型魚類に蓄積されやすく、マグロ類を好む日本人は、他の諸外国に比べて水銀の摂取量が多い傾向があります。


2.鉛(Pb) - Lead

脳神経系に悪影響を及ぼす金属として問題視されています。鉛製の水道管も摂取源のひとつとみられています。体内に蓄積されると、神経系や血液などの働きを害します。




3.ヒ素(As) - Arsenic

強い毒性を持ち、古くから毒薬や農薬にも利用されてきました。和歌山カレー事件などで一般にもその毒性は知られています。火山性土壌の日本では地下水やそれを利用して作られる農作物にも広く含まれています。




4.カドミウム(Cd) - Cadmium

[イタイイタイ病」の原因として知られており、メッキ材、顔料や電極など工業製品に幅広く用いられています。腎機能障害やそれ伴う骨軟化症を引き起こす原因となります。


5.アルミニウム(Al) - Alminiumu

さまざまな精神障害の一因として知られ始めました。糖尿病などで腎機能が低下すると摂取されたアルミニウムの排泄が低下し、脳内へ浸透して脳神経に悪影響を及ぼすと考えられています。




6.ニッケル(Ni) - Nickel

発ガン性物質として認知されており、他にも急性の心筋梗塞や脳卒中の一因であると見られています。微量は有効であるともいわれ、過剰蓄積によるリスク増大に注意が必要です。




7.スズ(Sn) - Tin

有機スズ化合物は、殺虫剤や除草剤として広く使用されており、強い毒性を発揮することで知られています。体内で細胞の形態や機能に異常を引き起こすといわれます。